2025/06/29

tsunagu trainingができるまで  tsunagu training 中島匡晶

こんにちは大阪 (梅田 京橋 中之島)を中心に活動している、tsunagu training代表パーソナルトレーナーの中島匡晶です。

「体を整えて鍛える」ことを得意としており、運動が初めての方や不安のある方にもわかりやすく丁寧にサポートしています。

 

このブログでは、パーソナルトレーナーとしての活動や、体のこと、初心者向けの運動などについて書いていきます。

今回はその第1回。
なぜ僕がこの仕事を始めたのか、そして「tsunagu training」に込めた想いについて書いてみました。

 

 

「tsunagu training ができるまでのストーリー」

 

1 自己紹介

こんにちは。

tsunagu training(ツナグトレーニング)代表の

パーソナルトレーナー・中島 匡晶(なかじま まさあき)です。

大阪の梅田・京橋・中之島エリアを中心に活動しています。

運動が苦手な方や、体を動かすことに不安を感じている方。

そして、体だけでなく心の健康も大切にしたいと思っている方に、

「やさしくて安心できるトレーニングの場」を届けたいという想いで活動しています。

2看護師としてのキャリアと思い

私はもともと、看護師として約9年間、パーソナルトレーナーとして3年間

病院やリハビリ、フィットネス現場で働いてきました。

僕はこれまで、「自分の家族や大切な人にも安心して任せたい」と思えるような関わりを大切にしながら、仕事を続けてきました。

その想いは現在でも変わりません。

その中で感じたのは、体だけでなく“心”も大切にすることの重要さです。

病気や不調を抱える方にとって、少し体が動かせるようになるだけで、表情が明るくなったり、前向きな気持ちが芽生えたりする瞬間が何度もありました。

 

3外に出られなかった経験と、運動

20歳ごろ、友人に誘われて始めたランニングが、僕の運動との出会いでした。

その後ジムにも通うようになり、トレーニングを重ねるうちに体や心が変わっていくのが楽しくて、

運動は、僕にとって欠かせないものになっていきました。

 

けれどある時期を境に、心と体のバランスを崩し、

外に出ること、外の空気に触れること、人と会うこと、そして運動までもが怖く感じるようになりました。

 

「またジムに行きたい」

そう思っても、ジムに行くことを“考えるだけ”で心臓がバクバクして、吐き気が込み上げてくる。

行動する前から、心と体がストップをかけてくるような日々でした。

 

それでも、「少しでも動きたい」という気持ちに背中を押されて、

僕が最初にできたのは、ジムに行って“シャワーだけを浴びて帰る”こと。

 

受付を通るだけでも緊張で手足が冷たくなり、

ロッカーで着替えるだけでも一苦労。

「意味あるんかな…」と思いながらも、自分なりの挑戦として、ただ通い続けました。

 

ある日、ロッカールームで隣にいた見知らぬお客さんが、ふと声をかけてくれました。

言葉の内容は覚えていません。でも、そのときの空気感だけが、今でも強く心に残っています。

 

その一言に、張りつめていた心が少しだけ緩んで、

「あ、自分はここにいてもいいんや」って、そう思えました。

 

そこから少しずつ、ジムエリアにも足を運ぶようになりました。

最初は立つだけでドキドキしたけれど、

筋トレで感じる“運動のドキドキ”に体が慣れていくうちに、

不安のドキドキも、少しずつ怖くなくなっていきました。

 

 

このときの僕は、「整える」なんて言葉を意識していたわけではありません。

ただジムに行って、シャワーを浴びて帰る。

人と軽く挨拶を交わす。

ジムエリアに立って、呼吸を感じてみる。

ほんの少し体を動かしてみる。

 

それだけのことでした。

 

でも今になって思うのは、

あの時間こそが“整える”ということだったんじゃないかということです。

無理に鍛えるんじゃなくて、

心と体がもう一度動き出せるように、

環境や神経や感情を整えていた時間。

 

誰かの言葉にふっと安心できたり、

運動のドキドキに慣れていくことで、

「怖さ」が少しずつほどけていったり――

 

そうした小さな積み重ねが、

またトレーニングを「楽しめる自分」に戻るための土台になっていました。

 

僕が今、「整えてから鍛える」という考え方を大切にしているのは、

こうして“無理をせず、自分を整える時間”が、

本当に大きな力になることを、身をもって感じたからです。

 

 

 

そしてこの経験を通して、

体だけでなく、心の面でも“整える”ことの大切さを強く知りました。

 

不安や緊張でいっぱいのときに、無理に前に進もうとせず、

今の自分にできることを選びながら、安心を積み重ねていく。

その小さな選択の連続が、心を少しずつ落ち着かせ、また一歩を踏み出す力になります。

 

整えるということは、ただ体を使いやすくすることじゃなくて、

心にも「大丈夫」と言ってあげることなんだと思います。

 

4.トレーナーとしての再スタート

少しずつジムに通えるようになってからも、すぐに以前のようなトレーニングはできませんでした。

それでも、できる範囲で体を動かしていく中で、もう一度「運動の面白さ」や「自分が整っていく感覚」を思い出していきました。

 

同時に、「自分と同じように、不安や葛藤を抱えながら運動に向き合っている人がいるはずだ」

という想いが強くなっていきました。

 

もともと看護師として、人の体や心と向き合ってきた経験がある。

そして今、運動を通して自分自身が“もう一度動き出すことができた”。

 

だったら今度は、その経験を誰かのサポートに活かしたい。

そう思うようになり、パーソナルトレーナーとしての再スタートを決意しました。

 

以前のように「ガンガン鍛える指導」ではなく、

その人の心と体に寄り添って、“整えてから鍛える”サポートをしていきたい。

 

それが、僕のトレーナーとしての出発点です。

 

5.「tsunagu training」の名前にかけた思い

屋号である「tsunagu training(つなぐトレーニング)」には、僕自身の経験や大切にしている価値観が詰まっています。

 

“つなぐ”という言葉には、いくつかの意味を込めています。

 

ひとつは、自分の体と心をつなぐということ。

過去の僕のように、心と体がちぐはぐになってしまうことは誰にでもあると思います。

そういうときこそ、運動や動作を通じて、もう一度自分と向き合う時間が必要です。

 

もうひとつは、過去の自分と、今の自分をつなぐということ。

「前はできていたのに」「本当はもっとこうなりたかったのに」と、自分に対して悔しさや情けなさを感じることもある。

でも、今ここでまた動き出すことができれば、それは確実に“つながっていく未来”になります。

 

そして最後に、人と人をつなぐ。

僕自身が苦しい時、たくさんの人との出会いや言葉に救われてきたように、

今度は僕が、誰かの“動き出すきっかけ”や“安心できる居場所”になれたらという想いがあります。

 

運動を通じて、体を変えるだけじゃない。

心と人との「つながり」を感じられる場所にしたい。

そんな願いを込めて、「tsunagu training」と名づけました。

 

6これから伝えたいこと

これまでの経験を通して、僕は運動の力を信じています。

ただ鍛えるだけじゃなく、体を整えることで、心も前を向きはじめる。

そんな瞬間を、自分の体でも、現場でもたくさん見てきました。

 

トレーニングは、いきなり強い負荷をかける必要はありません。

まずは姿勢や関節の動き、体の使い方のクセを見ながら、

自然に動ける土台を整え、関節の機能を高めていくところから始めています。

 

それができると、ケガの予防はもちろん、

「思い通りに動ける体」が手に入り、トレーニングがどんどん楽しくなっていきます。

 

もちろん、運動に不安を感じる人や、心の面で一歩を踏み出しづらい人にも、

安心して始めてもらえるように、気持ちのペースにも丁寧に寄り添っています。

 

これからこのブログや活動を通して、

「整えてから鍛える」という考え方や、

姿勢の改善や動きやすい体づくり、関節の機能を高めるためのヒントを発信していきます。

 

体を整えることは、心にも余白をつくること。

「こうであるべき」と思い込み過ぎずに

今の自分を認めながら一緒に進んでいけたら嬉しいです。

 

いつでも、気軽にtsunagu trainingに声をかけてください。

 

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